校長挨拶

宮城県立迫支援学校のウェブサイトを御覧いただき、ありがとうございます。

 

 本校は、豊かな自然が広がる宮城県北東部に位置し、気候は比較的温暖で県内有数の穀倉地帯でもある登米市迫町に立地する、知的障害のある児童生徒が学ぶ特別支援学校です。

 昭和54年に金成養護学校迫分教室として設置され、翌年には迫分校に昇格、その後、平成2年に迫養護学校として独立開校しました。開校当初は、小学部と中学部のみの設置でしたが、平成6年に高等部を開設、平成21年に校名を現在の宮城県立迫支援学校と変更し、今年度創立35年目を迎えました。

 学校教育目標を「児童生徒一人一人の発達段階や能力・特性に応じた教育を行うことにより、心豊かでたくましい児童生徒の育成を目指す」と掲げ、「安全・安心な教育環境での充実した教育活動」を最優先に、児童生徒一人一人が厳しい寒さの中を力強く羽ばたく白鳥のごとく、たくましく成長し自立できるよう、組織的に教育活動を進めて参ります。

ここ数年、新型コロナウイルス感染症の影響により、予定していた教育活動が中止や延期、内容の変更といった対応を余儀なくされることもありましたが、令和5年5月に、感染症法上の位置付けが5類に引き下げられたことから、徐々に教育活動を再開しております。令和6年度はコロナ以前に戻すだけでなく、以前の学習をより深化させ、子供たちの成長につながる学習に取り組んでいく所存です。

 令和6年度は、小学部30名、中学部20名、高等部43名、合わせて93名の児童生徒が在籍し、教職員71名とともに、伊豆沼・長沼をはじめとする豊かな自然を身近に感じ、地域の方々に温かく支えられながら、学校生活がスタートします。

 今後も、地域に根ざした学校を目指し、特別支援教育のセンター的機能の役割をしっかり果たしていきたいと思いますので、地域の皆様、関係者の皆様には、何卒御理解、御支援を賜りますようお願い申し上げます。

 なお、本校の教育活動については、当サイトに随時掲載いたしますので、御高覧いただければ幸いです。

 

 令和6年4月

宮城県立迫支援学校長 渡部 祥武